2016年5月16日  事業用ヘリコプターライセンス取得 K.M.さん 男性

 

Q.合格した今の気持ちはいかがですか

A.とりあえずひと段落というのが本音です。JCAB c'kは飛行機の型式以降受けていなかったので内心は緊張していました。 この後もすぐ明後日には会社に出勤となっていますので、新しい機体、新しいSYSTEMを勉強し始めなければならない身なのでここからが正念場です。

Q.何がきっかけでパイロットになろうと思いましたか

A.世の中で一番速い乗り物に乗りたかったので乗りたいなぁなんて感じている内に戦闘機に乗ってました。

Q.実際にヘリコプターに乗ってみた楽しさは何だと思いますか

A.飛行機では味わえない低速度と操作に対して非常に懐の深い乗り物だと思います。 私はずっと飛行機に乗ってきましたので飛行機との対比になりますが、懐の深さが前提としてある反面、飛行機よりも自然とのつながりが深いです。 飛行機は施設の整った空港にしか降りれませんが、回転翼は水面を見たり、木の揺れ方を見たりといった所です。

Q.訓練の思い出に残るエピソードをいくつか教えて下さい

A.①イメージトレーニングの重要性を再認識したことです。

割と私の訓練は急ぎ足で行われていたのでほぼ毎日訓練がはいっており、特にイメージトレーニングもせずとも技量の向上が図れているような状態でした。 しかしながらGWに入りまして、3連休明け飛んでみると妙にしっくりこない、FLTに関してカチっとはまる感じがありませんでした。 経験上この状態になるのは「イメトレ不足」今回は今までの経験に助けられました。

②RJTI周辺のTRFCを経験できたことです。

私自身RJTI周辺は全国的に見ても非常に特殊な場所だと思います。 上部はPCAで抑えられ、最終的な飛行高度はビル群の方が高く、下は最低安全高度と、TRFCが重なった時に極端に取れるoptionが少ないのが印象的でした。 割と他の地域であれば、他機の情報はのんびりといいますか、ゆったりと構えていられたんですが、他機のVOICEを聞いた途端に対処しなければならないのも経験になりました。

③進路権に対する認識の違いです。

飛行機でも一応進路権は回転翼と同じように定められておりますが、いかんせん前にしか進めない乗り物でかつ機種によってA/Sも違いすぎるため半分お題目化しておりました。 しかし、回転翼はほぼ同じような速度帯を飛行するためその重要性を知り、新鮮でした。

Q.この学校を人に勧められますか(その理由を教えて下さい)

A.①私はこの業界には、他の訓練生よりも少し長くおりますので、いろいろな学校を見てきました。NFSは本当にいい学校だと思います。 私が現に以前行っていた学校などは授業はあまりなく、教官も業務の片手間といった感じでした。私自身訓練費の安さにつられてその学校に行っておりました。 また他の学校の話を聞いても似たりよったりでそれが私の業界としての認識でしたが、NFSは本当に正直だと思います。

②教官が真剣に向き合って下さり、問題点を的確に指摘してくださり、かつ対処の仕方まで教えていただけるところです。 当たり前に感じるかもしれませんが、実はこれは当たり前のことではありません。 本当は問題点を指摘されるだけで、対処の仕方や打開策は暗中模索しなければならないことが今まで常でした。 しかしNFSでは教官がこちらの立場になって考えてくださっており、訓練に集中できました。本当に有難いことだと感じていました。

③訓練生の多さです。なかなか飛べないと思うかもしれませんが、人それぞれその日の訓練で失敗してしまうことは違います。 また訓練で何をしても毎回同じところで失敗してしまうこともあります。 しかし、周囲の一緒に苦労している仲間に聞けば、実は解決策を持っていたりします。そんな仲間が多いのは魅力の一つだと思います。