2021年11月29日 事業用ヘリコプターライセンス取得 K.Bさん 男性 (27歳)

2021年11月29日 事業用ヘリコプターライセンス取得 K.Bさん 男性 (27歳)

Q.合格した今の気持ちはいかがですか

A.嬉しいですが、正直に心から喜べてはおりません。やっとスタートラインに立てたという気持ちが強く、就職してベテランパイロットとして人の役に立ててから、その時に初めてパイロットへの転職を決めて良かったと思えるでしょう。

 

Q.何がきっかけでパイロットになろうと思いましたか

A.1つはパイロットになることが幼少からの夢であったこと、もう1つは社会人になった時に社会貢献として人命や社会生活を自分の手で支えるインフラ整備に関わりたく、物資輸送のパイロットを目指そうと思いました。

 

Q.実際にヘリコプターに乗ってみた楽しさは何だと思いますか

A.上下前後左右に自由に動けることです。あとは実務で出来ることの範囲が広がってから楽しさを感じると思います。

 

Q.訓練の思い出に残るエピソードをいくつか教えて下さい

A.

①自家用ライセンスを取得しに渡米して訓練したときです。隣の教官から訓練始めて間もない私に対して、間違ったATC内容について怒られました。教官の普段の優しい態度からの突然の豹変に、1つのATCの発唱間違いが事故を起こす要因となることを教えたくてここまで怒ってるんだなと解釈しました。

②不安定な天候で飛び、航行中に目の前で落雷が起きた時です。普段地上から観測する落雷と違い迫力があったのと、その怖さを間近で感じて、今後はより高い精度で天候予想をすること、また飛ばない勇気を持つことの大切さを学んだ瞬間でした。③MAYDAYコールをしながら不時着陸訓練をした時です。よくバラエティで見るような航空機の機長が発しているのを観ますが、いざ自分が発信した時に、地上へ落ちていく怖さを感じ、今まで空を地上と繋がっていない世界と感じていたのですが、あらためて空中にいることの恐怖を再認識させられました。

 

Q.この学校を人に勧められますか(その理由を教えて下さい)

A.はい・いいえ

①正直どちらとも言えません。もちろん心の底からパイロットになりたいと思ってる人は入校しても良いです。ただし訓練が行き詰まったり、自費による残訓練時間の制限もあり精神的プレッシャーになるため、パイロットになるために時間とお金を惜しまずに出来る覚悟を持って入校した方が良いと思います。