2021年10月21日 事業用ヘリコプターライセンス取得 江口彰志さん 男性 (26歳)

2021年10月21日 事業用ヘリコプターライセンス取得 江口彰志さん 男性 (26歳)

Q.合格した今の気持ちはいかがですか

A.「本当にありがとうございました!」の一言です。日本フライトセーフティのスタッフの方々を始め、同じ期間に訓練した仲間、そして支援してくれた両親、家族に本当に感謝してます。もちろん合格は嬉しく思ってますが、日々お世話になった方々へよい結果が出せて本当によかったと言った気持ちです。そして「(ここからスタート。気を緩めるな。)」と警鐘を鳴らすもう1人の自分がいる事に安心感を覚えます。これからも機長として相応しい人格、知識をつける事に取り組みたいと思います。

 

Q.何がきっかけでパイロットになろうと思いましたか

A.ある時仕事先でふと駐機したドクターヘリに視線がいき、そこに向かう隊員を目にした瞬間に心が惹かれました。

「(あ、これ自分がなる職業だ。)」って思ってその日のうちに日本フライトセーフティに電話しました。2時間くらいお電話させてもらって(笑)気づいたら1ヶ月半後には授業を受けてました。

 

Q.実際にヘリコプターに乗ってみた楽しさは何だと思いますか

A.ヘリコプターは飛行機に比べてはやく飛べませんし、高々度で飛行する機会も少ないかも知れません。

ただ、空中で止まるようなオペレーションや、ゆっくりした速度で綺麗な都市を横目にフライトできる、こんな状況で飛行する機会が多

いことも確かです。そこが難しさであり、操縦し甲斐や楽しみでもあります。

 

Q.訓練の思い出に残るエピソードをいくつか教えて下さい

A.

①御縁があって中日本航空の奨学訓練生に選んでいただいたご連絡をもらった瞬間です。

手が震えて、「ごめん、多分奨学訓練生受かったかもしれん」と家族によく分からない電話をした事です。

②“失敗はたくさんしてきました“訓練エピソードは本当にこの一言です(笑)

待ってくださいちゃんと理由があるんです。全く関わりの無かったこの業界、この職業への挑戦は、あたりまえの常識や風土も含め

効率よく学ばなければ日々失敗の繰り返しそんな毎日です。それはツラくもあり日々成長を促してくれる良い環境でした。

また訓練中にコックピット内で学ぶことのできた経験が後々のパイロット人生で自分を助けてくれることだと信じています。

③アメリカで訓練をした日々です。パイロット人生での一番の思い出かもしれません。

 

Q.この学校を人に勧められますか(その理由を教えて下さい)

A.はい

①私は中日本航空の奨学訓練生として奨学金で訓練させて頂きました。この制度があるのは日本フライトセーフティだけです。

その点においては私は訓練費用面で本制度に助けられ訓練に集中できました。

可能性があるならチャレンジするべきだと思いました。

②「はい」と選択しましたが、誰にでも勧めれるほど簡単で楽な道ではないかもしれません。NFSでは自主性が求められます。訓練課程においてこれは私が苦労した点の一つでもあり、今日明日で変えられるものでなく日々の訓練で培わないければならない要素の一つでした。操縦士になるにはそれなりの素養または資質が必要かもしれません。

そして過去の自分にもこの一言だけ声を掛けてあげたいですが、この選択をナメてはいけない。ぼんやりしていると人生をあっという間に食いつくす。大事な時間とお金をただ消費して憧れだった航空業界が嫌いになってしまう。

③そんな事もあるかもしれないです。逆に訓練に対してやり抜く意思や覚悟、自分にはできるといった感覚や経験があれば、途中で立ち止まらず進めると思います。[憧れのパイロットになりたいな、ならなくちゃ、絶対なってやる]って要素があれば乗り越えることができると思うのでそんな方には勧めたいと思います。