2021年7月21日 事業用ヘリコプターライセンス取得 田畑翔平さん 男性 (32歳)

Q.合格した今の気持ちはいかがですか
A.合格しました!という夢をみて朝4時起床とともに現実に引き戻される事が幾度もありましたので合格を伝えられた時、頼むから現実であってくれよと心の中で願っておりました。パイロットを目指してから辛い時期もありましたが教官やスタッフの方、整備さん、訓練を一緒にしてきた仲間達、家族、恋人に支えられてこの日を迎えられたので感謝と共に涙腺が全開になりかけてます。
Q.何がきっかけでパイロットになろうと思いましたか
A.大学時代にGOOD LUCK!!のDVDに感化され空を飛ぶ事やパイロットの生き様に憧れを抱きました。(ドラマ内の話ですが・・・)
大学卒業後は航空業界とは異なる職種に就きましたが、一身上の都合により退職した際に人生一回しかないのでパイロットに挑戦しようと一念発起しました。
Q.実際にヘリコプターに乗ってみた楽しさは何だと思いますか
A.ナビゲーションでしっかり目的地につけた時の達成感。グルっとホバリングターンで方向を変えられる機動性が「働く乗り物」という感じがして気持ちが高揚しました。
Q.訓練の思い出に残るエピソードをいくつか教えて下さい
A.
①【渡米前】に事業用の訓練を担当していただく教官と始めて挨拶をした際、心の中で恐えー教官だなぁ、と呟いた直後・・・教官の第一声が「あなた本気でやれよ。」と丁寧且つ厳しさが詰まった言葉を頂戴し見透かされた!ヤバイ!と感じました。
②【アメリカの訓練】はまだ事業用の訓練を知らなかったので楽しみながらという和やかな雰囲気でした。フライトのない日は早朝グランドまでイメトレしながら向かい運動してハンバーガーを食べて午後は勉強、夜は男子会。共同生活も楽しかったです。
現地の教官に同乗してもらい、ようやく覚えたホバリング姿勢もソロで乗ると重心が変わり操縦感覚がここまで違うのか・・・とあたふたしてしまったのが記憶に焼き付いています。初のソロフライトナビでは何があっても自分で対処するしかないという緊張感がありドキドキしましたが、学んだ事を最大限に活用して飛行したので自信になりました。
③【国内訓練】は、おいおいアメリカのあの和やかな雰囲気は一体どこにいってしまったのかというくらい雰囲気が変わり最初は戸惑いました。ただ同じ夢を追う訓練生の輪に入り日々切磋琢磨して知識や技術の成長、物事の考え方が変わっていくのを如実に感じ、辛い時期もありましたが結果とても思い出に残っております。仲間と過ごした時間は本当に充実していました。
Q.この学校を人に勧められますか(その理由を教えて下さい)
A.はい
①国内訓練のレベルは技術、知識ともにかなり高い水準に到達するまで行いますので、習得するまでは大変ですが定着した技術が落ちにくいこととそれが今後の自信に繋がります。また毎朝行うブリーフィングは毎回質疑応答形式で質問が飛んでくる油断できない環境の為、知識が意図的に付けれると感じます。
②教官はフライトの技術に加え、お恥ずかしい話ですがOVER30歳の私に文章の構成であったり言葉の使い方、物事の考え方などを教えてくれました。なかなか社会にでてここまで丁寧に教えてくれる環境はありませんし今後就職することを見据えて教育していただいた事に感謝しております。
③一緒に訓練する仲間が良い方ばかりで士気も高く訓練生同士でお互いを高め合える環境が整っていること。