2021年6月11日 事業用ヘリコプターライセンス取得 佐藤光さん 男性 (25歳)

Q.合格した今の気持ちはいかがですか
A.「やっとスタート」と言った感じでしょうか。正直実感が湧いておりません。これからプロの方々と共に仕事を行って行くわけですが、当然いまの知識量では到底足りないと思いますので引き続き勉学に励んで参ろうと思います。又、ご支援頂いた様々な方々により感謝申し上げます。
Q.何がきっかけでパイロットになろうと思いましたか
A.前職にて回転翼航空機の整備を行っており、CO-PI席で操縦するパイロットの姿を見ているうちに「自分で操縦したい」という気持ちが芽生え、それからしばらくは整備士と操縦士どちらの職種で生きてくか悩んでおりましたが、人生一度悔いの無い人生を。と考えた時にNFSへの入校を決意しました。
Q.実際にヘリコプターに乗ってみた楽しさは何だと思いますか
A.実際に操縦してみた感想としては「難しい」これに尽きると思います。それなりの操縦操作が備わってくると非常に楽しく感じ、ホバリングを習得するまで時間はかかりましたが、初めてのソロフライトの日の事は、いつになっても思い出すことのできる素敵な思い出になったと思います。
Q.訓練の思い出に残るエピソードをいくつか教えて下さい
A.
①【アメリカ訓練】アメリカ訓練はホバリングを習得するまでは、ほぼ毎日1時間のホバ練習を行いました。これがとにかく、めちゃくちゃ暑い。1時間サウナの中にいるような感覚でサウナ嫌いの私は本当に苦い思い出でしたが、それが逆に「一刻も早く次のステップに進みたい」と活力にもなりました。笑
②【アメリカ訓練】アメリカでの自家用試験を終えた後、300KMの長距離を飛行を行いました。カリフォルニアの観光名所(エンゼル・スタジアム、Hollywood、ビバリーヒルズ、ユニバーサルスタジオ、ジェラシックパークのロケ地・・・ETC)を経由して3時間弱のフライトでしたが本当に思い出に残るフライトでした。現在でもはっきりと思い出せる程に印象に残っています。
③【国内訓練】第3ステージのオートローテーションです。これは誰しもが苦労する科目だと思いますが、私は特に沼にハマった印象で一生スポットに入らないと思っていましたが教官や卒業生の方々にアドバイスを頂き、徐々にSPOTIN率が上がりました。
Q.この学校を人に勧められますか(その理由を教えて下さい)
A.はい
①座学が充実していて、様々な内容を細かく教えてくれます。単に教科書や資料を自分で見ただけでは解釈しにくいものをかみ砕いて教えてもらえるので理解しやすく記憶にも残りやすくなります。座学については整備資格を有している方が教えて下さるので航空の知識がない方でも理解しやすい授業だと思います。
②正直、訓練は厳しく求められるレベルも非常に高いため、うまくいかないこともあり心が折れそうになったこともありましたが、実地試験受験時においては自信をもって挑むことができました。
③フライトセーフティの教官は数多くの訓練生を見てきているベテランの方です。訓練では様々な事を短時間でたくさんのことを教えていただけます。教官の言った事を愚直に素直に受け止めて、毎日尽力すれば誰でも合格できると私は思います。年齢問わず様々な社会経験を積まれた方々がいます。その同じ環境にて過ごすことによりパイロットとして必要な事以外にも様々な考えを持つようになれました。